[二人の親友が、並んで腰掛けて笑っている。幼き頃より見慣れた光景。こんな二人をずっと見守っていれますように――。胸の前で手を組んでそう願う。ふとその指に温かいぬくもりが伝わる。彼の指の温度とちょうど同じぬくもり。その温度を感じた場所にそっと口づけた]