― 灼熱の闘技場 周辺 ―……。[>>392大振りの態度で告げられ、嘘だと言いたくもなったが耐えた。言った言わないは水掛け論にしかならなず不毛だ。そして虜囚の辱めと告げられると眉根を寄せた。辱めを受ける事に苦があるわけでも、突き放されるような言葉に胸が痛むわけでもなく、ただ、ちりと何かを思い出しかけたが、それはすぐに泡となって消えた。]