[>>409 駆け行く竜を見送り、呟く] 感謝するよ、友。 ――私達の話を聞いてくれて。[いつか"門"は開く。その日の為に、騎士団の錬度を高めたい―― ソマリアードが目出度く隊長に昇進した際に――そう打ち明けたのはソマリアランで、そしてソマリアードも含めて二人とも笑ってはいなかった。][竜が魔を稲妻のように引き裂いてゆく。それは多くの悲鳴を伴いまた戻ってくるだろうか][カタリ、と。 小さく、腰に携えた"鍵"が震えた。 鍵の柄に触れていたわけではない。独りでに、だ]