― ある過去の話 ― ………あのね、兄さん。 僕は、あなたが好きだよ。[まだ平原に暮らしていた6年前のことだ。 カークやサシャを交えての何時もの狩りを終えた帰り道。 ふと、ディークに告げたことがある。]