― 戦場へ向けて/巡洋艦ヴァイ ―
だからさ、複葉機飛ばして旗艦に発光信号で到着伝えつつ、上からの戦況見てきてもらうのさ。
[巡航速度で海洋を進みながら、ヴィクトリアは艦長と今後の動きについてを相談する]
陣の並びで提督の思惑が分かれば、アタシらも入っていきやすいだろ?
着水して指示仰いで戻って、じゃあ時間の無駄だ。
[そうだろ?と艦長に問えば、否定は入らなかった]
……そう言えば、先に行ったって言う新造艦の一団。
あれに追いつけたらもっと良いかもね。
他の艦と連携を取って、なら幅は広がる。
[ヴァイは元々誘導をメインに動くための艦だ。
1隻よりは複数の方が実力を発揮する、と言うのは明白。
そのため、自軍の船影を探す傍ら、目撃のあった新造艦の一団も探すことになった]