……少々無理をしてでも、
ここで決着をつけておかねばならぬかもしれんな。
[ 黒馬に装着した愛剣に指を這わせた。
「完全なソマリ」に対抗できるのは、魔軍にはテオドールしか居ないだろう。
単体で強い敵も、包囲し弓と槍で封じてしまえば倒せる。
……だが、魔軍の弓はお粗末だ。
接近戦ではもう少し何とかなるが、今度はソマリの馬に追い付けない。
全てを兼ね備えたのが、王たるこの自分しかいないとは。 ]
……本当に。
時間が足りない。
[ 同じ空の、別の場所で、相手も同じ事を言っていたとは>>255、さすがの魔王も知らなかった。 ]