― 練武場 ―そんな。俺、絶対最後のあれ入ると思ってましたもん。先輩、やっぱりすごいで …ぁ。[避けきれない云々に反応して力説する途中、 なにか思い出したように口を手で押さえる。 あれがまともに入っていたら、けっこう大惨事なはずだ。]───フェルセン先輩でよかった…あっ、いえ。なんでもないです。[避けてくれる人でよかったと、本音がぽろり零れた。]