[奪った血潮は一啜りにも満たぬ量。] 佳い味だ。[掛ける言葉はそれだけで充分、と。舌先で唇を舐め、労いの笑みを零す。密かに去ろうとするリヴエルの背>>380に一瞥をくれ、] 禁秘に醸された秘蔵の美酒。 どれほどのものか、楽しみにしているよ。[実に愉しげな笑声を上げた。]