― “彼女”の部屋 ― ……え?[先程まで沈黙を保っていた連れが、帰る時になって声を上げた>>405。彼女に縋る者の心情を考慮しなかった男は、思考を疑問符で埋め尽くされてしまい―…結果、“透明化の術を張る”という意識を切らし、二人揃って、彼女の家族の前に姿を現してしまった]