ん。気を付けろよ。 王府軍、そっち潰しにくるかもしれないし。 おまえに言うようなことじゃないけどさ。[軍事の専門家に軍略を説くようなもので、未練がましくなにか言っていたが、諦めて沈黙する。お茶を要求されれば、心得たと急須を用意した。良く蒸らした香草から爽やかな香りが立ち、淡い色の茶から柔らかく湯気が昇る。] ほらよ。[茶碗を友の方へ押しやって、自分の分を啜った。]**