―第二エリア付近―
[ 茫然とドロシーの名を呟けば。
脳裏に、海賊船での日々が…‥
“仲間”と呼んでいた人達の懐かしい顔が、蘇りかける。
私にとって、一番、“ 幸せ ”に近い記憶。]
…‥生きていたんだな! よかった…
[ 父が差し向けた海賊討伐の艦隊のせいで
無事を祈りつつも、彼らの死も覚悟していたから>>0:80
一瞬だけ、ここがどこで今がどういう事態かが薄れ。
思わず、そう呟いて…‥
ドロシーの苦し気な警戒と、睨む新緑の瞳に気付き>>302
“裏切り者”という言葉と滲む怒りに>>303、翠緑を瞠った。]