人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル海軍少尉 シュテルン

 遠くには、中々いけないけれど。
 雨上がりとか、天気雨の時とか、歩くの好きだから……。

 えと、あの。
 ……虹、見れるかな、って。

[言ってから、ちょっと決まり悪そうに括った髪を掴んで弄る]

 理由は、わかんないけど。
 いきたいな、って、思うから。

 ……虹の、向こうがわ。

[何故そう思うのかはわからない。
多分、その理由は、あかい色の向こう側にあるものだから、見る事もできない。
だから、説明なんてできないけれど。
しっかり根付いている想いだけははっきりという事ができるから、それを告げた。

多分それが、虹への想いを他者に語った唯一の出来事。*]

(409) 2015/11/04(Wed) 21:09:09

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