そう、ですか…?
でも、わたし…というかそのほうがみんな…
妹の代わりにもともとわたし…
…わたしが我慢すればッ
[タクマの言葉の、ひとつひとつが心に刺さる。それはきっと彼が自分の為を思って心から叱ってくれているからだというのがわかる。
わかるからこそ苦しい。
もともと妹が犠牲にならないように、とここへは来たし
好きな人がいて、その人に褒められたい、触れられたいと願うユーリエのような子の為にも、
何も失うもののない自分が犠牲になればいいのではないか]
ずっと、そんなふうに考えてきたから…
でもそれは自己満足…だったんでしょうか、わたし…
[わからない。
これからどうすべきなのか。
自分はどうしたいのか。
気付けば瞳からはぼろぼろと涙がこぼれていた]