人狼物語−薔薇の下国

238 奪還試験


闇の精霊 ルートヴィヒ

 そうですか、では、また生きていれば何れ。
 私は迎えに行かねばなりませんから。

[疲労に苛まれる彼の隣で闇撫での腕が情報を頼りに空間を裂く。
拓いた空間の向こうに見えるのは、並行を保つ樹海。
人には潜れぬ転移送、最後に彼にチラリと視線をやり。>>398]

 ―――…呑まれぬうちに、逢えると良いですね。

[何に、とも、誰に、とも告げず。
危うげに朦朧とする彼を置いて、闇に溶ける男の姿。

水を弾いたような音色と、闇の気配だけを残して。*]

(409) 2014/08/17(Sun) 23:36:16

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