今までも納めてきたが、これは礼拝の証だな。 願掛けに来たぞ、と云う置手紙のようなものだ。 ほら、琉璃も置いてみろ。[巾着の中から一枚を取り出して、彼女に手渡す隣で、己は瞼を伏せながら、空の片手を胸に宛がい。>>396] ―――…溶接は不要だ。 後押しには感謝するが、後は自分で何とかする。 [口角を僅かに持ち上げ、神前でも不遜をぶって、加護を得る神に朗と響かせる解呪の一声。>>403] 急急如律令。[やはり―――、本命の赤い糸は、自分自身で結びたい。17(20x1)]