[ 目的を達したならばありがとうございました、とボロを出さぬうちに!立ち去ろうとしたけれど ] …トマス先輩!? 大丈夫ですか?[ 痛みを堪えているように見えたものだから警戒している事も忘れ声を掛ける 光の加減か、一瞬だけ険呑な緋色が過ぎったように見えた気がしたが見上げるようにトマス先輩の顔を覗き込む事は叶っただろうか ]*