きゅう、お呼ばれしたのぜ
[見回りしている茶色い毛玉とは別の個体が、呼び出した張本人である眼鏡の男性の前に姿を現した。>>389]
きゅきゅ、花屋あるのぜよ
カサンドラって名前の美人さんがやってるのぜ!
……きゅ?化学肥料と化石燃料のぜ?
どっちもあると思うのぜ
でも燃料は勝手に取ったら怒られちゃうのぜ
欲しいならアリーセに聞いてみるといいのぜ、整備士なのぜ!
[眼鏡の男性が何を考えているかなど知る由もない茶色い毛玉は、聞かれた事に対して素直に答える。>>391]
何に使うのか分からないのぜけど
危ない事だったらしちゃダメのぜよ?
今はとっても危ないものがいっぱいなのぜ!
[ぷるぷる、忠告しながら自らが震えてしまっている情けない毛玉。
それでも皆無事でいて欲しいから、そう伝えて
他に用がないのだとしても、男性が部屋を出るまでは一緒に部屋にいるつもり。*]