― 回想 ―[新しい環境に移ってしばらくは、上手く声が出せないまま、見知らぬ人を警戒する事が続いていた。それでも、養い親を訪れる人たちに対するそれは、少しずつ和らいで。話しかけられれば、ぽつぽつと答えられるくらいになった頃] ……あ、はい。 何とか、外歩いても、迷わなくなってきた、です。[養い親を訪れた提督に近況を問われ>>270、ぽつぽつと返す。交わす言葉は他愛ない日常的なものだが、それが逆に安心できた]