貴方が存在していると云う事は、
ある程度の固着はされているのでしょう。
[浅く首肯し、ヒトの身へ気遣いの欠けた言葉を吐き出すも、
存在すらも乖離させる歪曲ではないと当たりをつけて頷いた。
彼は特殊な人間らしいが、枠組みから外れた現人神ではないらしい。>>397
そっと片手を持ち上げると、何もない虚空に触れ、
空間を開こうとすれば、確かな違和を覚えた。]
―――…おや、塞がっている。
[独り言のように零す語。
断絶された魔界と異界の扉、邪力の具現。>>388
暫し逡巡する間を置いて、寧ろ好都合と割り切った。
精霊界より邪魔立てが入れば、己の立場上行動制限が掛かる。]