[腕の中の肉体の緊張が和らいだのを感じ、背骨に触れた唇が深い笑みを形作る。] 僕は、コンラート[それはいくつかある呼び名のひとつでしかないが] 君は?[ボタンを外す指が再び動き始めると同時、やわらかい唇が蠢いて皮膚の上に問いを落とす。]