人狼物語−薔薇の下国

178 薄暮の海―CLASSIFIED MISSION―


砲術長 オズワルド

[友の亡骸を運んだあの時。
本当は、自分でもわかっていたのかもしれない。
彼はもう、助からないと。

自分の目の前で、砲弾を受けたのだ。
着弾と同時に火薬が弾け、自らもまた衝撃を右頬と右肩に受けた。

あたりに漂う嗅ぎ慣れた火薬の匂いと、焦げる匂いと、
――――濃厚な、血の臭い。
友の身体を担ぎ揚げた時には、もう、ピクリとも反応はしなかった。]

(407) 2014/04/18(Fri) 21:52:31

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