― 巡洋艦ナハティガル ―
[伝えるべき事を伝え、島から持ってきた役目が一段落した所で一度艦長の元を辞し、向かったのは愛機の所]
ども、お世話になりまーす。
[整備をしてくれている技師たちに向けるのは、いつものあかるい笑み。
それに返されるのは、世話するのはいいが、無茶な飛び方はするな、という釘刺しだった。
……良くも悪しくも、荒っぽい飛び方をする操縦士は、技師連中の間では有名であるようだが]
はぁい、わかってますって!
[けらっと笑う当人には一見、悪びれた所などないようだったが。
技師から機体の状態について問われると、すぐに表情を改めてそれに応じた]