― 試験前/教室 ―[向けた言葉に返る言葉に、また言葉を投げる…きりが無い。掴みかかるような事は、今はもう無いが。テスト前の緊張に、暗雲とした空気まで迷惑に沸き始めた頃。]おぅ。[>>268チャイムとディークと、両方に遮られるようにして、いつもの“挨拶”は終了する。ディークにも一言、こちらに向ける挨拶は挨拶そのままだったが。西寮の彼に向ける感情は別段普通だった。腹の探り合いはお互い様だろう。ほどなく教官も来る。席に着こうとしたところ。]っ!