[やがて集ってきた“家族”達に声をかけたくはなるけれど、彼の言いつけ通り>>387に口を閉ざした。やがてゆっくりと消えてゆく命の灯] ――…、[消えゆく炎を見送れば、今まで黙って祖母を見守っていた彼が帰ろうと促すような動きを見せる。けれど] ――っ、ばーちゃんっ![涙とともにそんな声が口を飛び出した。驚いたように家族がこちらを振り向くけれど、そんなことは意に介さず] なんでっ、あんなに元気だったのに![横たわる祖母にしがみついた]