―特殊空間・西階段―[いつまでも、地下にとどまっているわけにはいかず。この契約者が傀儡の手を引いて、西階段を上がって行きます。一階へと上がり、さて二階へ続く階段も上ろう、としたところで。駆け下りてくる、一羽の兎>>401ふっさりとした身体と、段を下りる度に愛らしく揺れる垂れ耳は、試練中にも見かけたもの。]おんや、兎さん。 おいで。[傀儡は、階段を上る手前の、一階の廊下で。床に膝をついて、降りてきた兎を抱き上げようと。]