――――グ、ゥ…、[重い一撃を受け止めた長躯に掛かる負荷。 体内を電流のように巡る力に奮い立たされ、奥歯を噛む。 眉間に皺を刻み、苦悶の顔を見せるは痛苦からではない。 循環する力を十全に受入れれば、眼前の敵を屠るなど容易い筈。 だが―――、馴致し難いと跳ね除ける反骨心。 彼らとは真っ向から対立する宿命を持つ。 今は協力体制にあるが、本来は己の王を害する怨敵。] ―――――ッ、[拒絶を選び、巫の加護を断ち切ろうとした瞬間、]