― 黄砂の村 ―狼用の鞍と鐙なんかあるのか?[使っていい、というトールに笑うが、馬用のでも長さ調節すれば、なんとかなるだろう。]ここじゃなんでもありだからな。そこのところはありがたい。珍しい連中と戦えるのもな。[吸血狼の背に乗って、神話の住人と刃を交える。――― 悪くない。]