ご忠告、感謝致します。
[>>397 老婆心には、形式のように、小さく頷く。
もとよりそのような覚悟は―――――……
とっくの昔に出来ている。
でなければ、こんなにも自分は穢れに染める事もなかっただろう。]
分かりました。
巫女姫にお伝え致します。
………あまり良いお返事は出来ないかもしれませんが。
私も善処は致しましょう。
[>>396 異国の甘味を持ってきた腹心の手に、そっと触れる大使を見て。
唇の端を柔らかく上げる。羨ましいものだ。
早く此方も、敬愛せし主のもとへと駆けていきたいのに。
>>398 やがて大使が去るのを見届ければ、対談は、再びクレメンスへと移ったか。]