人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


山岳の民 ヴェルザンディ

― シュビト中央広場 ―

[かなり強引なやり方で前へと抜け出す。
埃まみれになるのは已む無し、そんな事は気にしていられない]

 ……っ!?

[そうやって文字通り転がり出るのと、大気震わす音が届いたのはほぼ、同時]

 この音……っ!?

[今は手元にないが、最も得意とするのは弓。
それが立てる音を聞き違える事はあまり、ない。
見上げた視界に入るのは空を切る矢と、それが為した事。>>386]

 ……狙ってた?

[とっさの射撃でできる芸当ではない。
正確な照準と素早い判断、双方が揃わなければ叶わぬはず……と。
そんな思考が廻ったのは、刹那の事]

(403) 2015/03/08(Sun) 22:21:21

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