[水門を兼ねたハールト城門は、崩れずにいるのが奇跡のような状態だった。] よくぞ持ちこたえた。 [カレルは城壁に立ち、奮闘するレトらに合流して、共に剣を振るう。非戦闘員を海上へと逃す時間を稼ぐために。だが、国中の船を集めたここでも、とても全員を運びきれないという絶望的な事実が突きつけられる。]