(──そういえばディーク君とお茶する約束、
未だ叶ってなかったな。
明日辺りにでも誘ってみるか。
どうせ今日も船内を走り回っているだろうから。
また自分のことよりも他人のことを心配して、無茶をして。
どうして何度言っても分からないんだろうな、あの子。
今度こそは軽く小突いてやろうか。)
[ 小突いてお説教して、でも飴を与えることも忘れず。
奢ってあげるからちゃんと休むんだ、と言ってやろうと。
決して叶うことのない約束を思いついて。
明日が来るのが楽しみになっていた。
──そう、この時までは。]*