[おかしい。
そう気付いたのはすぐだった。自分の声>>386に一旦は静まった人々が、どこか一角から再び混乱をきたし始める>>392。すぐに思い出すのは副長の言葉>>288
――流言飛語により混乱をもたらす相手。
ここは艦底ではなく甲板ではあるが。そのような者がここにいないとは限らない]
本国は諸君の安全を一番に考えている!退艦命令はその為である!
速やかに各科に分かれ、それぞれの長からの指示を仰げ!時間はたっぷりある!
ヴィスマルクは一旦撤収をするが、すぐに本国からの調査団がやってくる!
繰り返す!速やかに各科に分かれ、それぞれの長から指示を受けよ!!
[普段大声など出さないせいで、それだけ叫ぶ間に時折咳が混じる。
叫びながら、なんとか先程混乱を起こした場所に向かって走った]