ラムスドルフ大佐の、金の銃弾が致命症だ。
「たまたま」金色の貴石のアクセサリーをつけていたとは……運がなかったな。
[淡々と検死を続ける。
的確に情報を出し、指示を出す彼が。
このようなミスを犯すわけはない――
何故なら、ノトカーやウェルシュの用いる弾の話を、済ませていたのだから。
その上で、彼もまた――外すことが、できなかったのは。
身の安全よりも重いものがあったのだろうか]
爆発物の存在は見当たらない。
……通信機などの魔器も見当たらず。
[そして、はだけさせた軍服をまたきちんと着せた。
傷口が見えないように]