[ひとつ鬣を撫でた後、馬の腹を蹴ると、クレメンスの後は追わずにぐるっと迂回するようにして突撃していった方向の側面に回る。移動要塞に向かう途中で動く木や植物に阻まれた] ……わー、ほんと御伽噺みたい[言いながら間を駆け抜けると、バックルに仕込んだポケットから背後に揮発性のエタノールを振り撒き、火種をぶちこんだ。18(20x1)]