―会見前:シュビト郊外―[>>378平伏したまま、謝られる覚えがないとの言葉を聞いていた。すぐに頭を下げたので、巫女姫の楽しそうな様子には気付かずに。後ろに控えている騎士団員達が何事かと好奇と恐れの入り混じる視線を向けて来るのは背中で感じていた。]――し、しかし…。[>>379顔を上げよ、と言われてそう口にするも、恐縮してしまう、と続けばそろそろと顔を上げて。こっそりと片目を瞑る仕草にその意図を察し、応じるよう小さく頷いてみせた。]