[ クロートへと視線を投げれば、光を集める様子が見える。>>373
何をしようとしているかは、言わずもがな ]
さっきの一撃で、結構消耗してるはずだが。
[ 光の魔神を倒すために使った力は並大抵のものではない筈だ。この先にも敵が待つだろうことを思えば、無理せず手を休めろと言いたいところだが、それを聞く相手ではないのも分かっていた ]
猪突と言われるのも無理はないな。
[ 小さく笑ってから、アルフレッドはエントランスの床に剣先を突き立てるように置いた ]
我が手に宿るは大地の唸り、嵐の種
[ タイガは恐らく気づいてはいないだろう。アルフレッドが、クロートとの相似を口にしたのは、揶揄の意図からではない。
無二の勇者と認める男と、あの漆黒の魔獣が、対等の強さを持つと認めるが故。
尤も、対等と言われて、彼が喜ぶとも思えなかったが ]