[>>374その後は軍医の説教を大人しく聞いていた。怪我をした部下には軍医にお灸を据えて貰えと願ったが、確かにこれは堪える。やがて一通り言いたいことは話し終えたのか、彼は溜め息を吐き。拘束はしない旨を聞けば、男はそっと安堵し、頭を下げる。]……ありがとうございます。――善処します。[叶う限りは守ろうと思う。実際、撃ち合いになってしまえば肩の事など庇うつもりはないが、それは自分の身を守る為と解釈して貰えるだろうか。手を叩いてお茶を注ぐように言われれば、返事をし。]