く……[>>395恐れていた通りの傷痕が――、そこにはあった。縄で拘束され、弄ばれた。新入隊員の通過儀礼とも言うべき、忌まわしき傷痕が。知らずのうちに、表情が、歪む] ――……そこ、もか…… あんのくそ王子……! [視線を移せば、首元にも朱い鬱血が垣間見えて。空いた手でネクタイを外し、蹂躙の痕を確かめようと]