[だんだん落ち着きを取り戻し始めると、彼の顔に見覚えがあることに気付いた。
確かガルーの事を呟いていた人物だ。
あの時は酷く挙動不審に思えたが、今は非常に落ち着いている。]
...もしかして、医者が頼られている!
[等と勘違いを爆発させながら、ふん、と気合いを入れる。]
確か、レストランあたりにいたかな?
何か変な物でも食べたりした?
[やる気が空中でアクロバット飛行をしていること等気にも止めず、問診(のような何か)をはじめる。]
ええと、名前は確かー...
ベネディクトさんだね。
[乗客プロフィールを確認しながら、話し始める。
その際、途中で放り投げた書類がチラッと顔を出して
宇宙連邦議会議員
と職業欄に書いている所だけを視界に入れると]
この人にだけはモフっているとこを見られたくない
[そう、頭の中で呟いた。
以前、議員に訴えられた事があるのだ。ヤブ医者だ、と。確かぽっちゃりとしていた人だった。]