誰の仕事でもないよ。
それは、仕事じゃあ、ない。
知ろうとするかしないか―――ただそれだけだ。
そんで、あんたはしない、それだけの話。
する気がないだけなのに何もできないからしない、なんて理屈は要らない。
そしてそれがクレメンス・アルテリオという人間。そうでしょう?
[はっきりと否を述べたところでこの男にとってはどうでもいいことだろう。
興味の無い人間の言葉など、特に。]
ちっとぐらいねー、あんたも一応人間だったってことか。
[そうするとこの爺よりも人間性が乏しいかもしれない我が身は今は振り返らない。
黄砂の村近くに着けば、両軍を眺めて]
潰しあうって感じじゃないなー、あの雰囲気はー。
あはは、なにあれシャレになんない団体様おいでになってるじゃん。