──回想・テオドールと前々船長──
『…ってな事もあったもんだぜ、
テオも今は丸くなったもんだなあ』
[そんな風に、過去の思い出話を
娘にしていた養父マーティン。
その中には他の船員との思い出もちらほら。
来るもの拒まず去る者追わずの船。
その船で託児所か孤児院かと怒りを露わにした
当時のテオドール(>>391)は
その後、他に子供を拾ってきたりした。
ミーネや自分も、ここに拾われてきた子供達。
その頃から船は変わっていないのだと
そしてこの船に纏わる移り変わりを
ぼんやりとしたまま聞かされて]
その頃も、テオドールはヒゲ?
[こてん、と首を傾げたまま問いかければ
苦笑いしながらあたまをぐしゃぐしゃ。
ちなみに、前々船長はフサフサだったらしい。
その名もフッサール・スローンチャ。
マーティンの頭は、ピカピカ光っている]*