[彼を慕う兵士らは、こみ上げるものを殺すこともできず、彼に向かって敬礼をする。 それに倣わずに―― 血に染まった体を重く思いながらも、見放されたミヒャエルのもとへ][ソマリに、挨拶の手間を省き――] 公国軍所属 ミヒャエル・フォン・デンプヴォルフ―― 階級は大尉。情報官だ。