メリーの方に人手が足りないかもしれないな。
ダーフィトもあの様子なら、無事でいるとは思うけど、
追って行った奴がいたかどうか……
余計なお節介かもしれねえが、もしあんたが向こうに回るなら、
こっちはもう大丈夫だろう。
隔壁があるから滅多なことはないと思うし、万一のときは
もう一戦やらかすくらいは、出来るよ。
全部終わったら、脚のことは頼むわ。
[カークにそう声をかける。
ダーフィトがサロンを離れる前の二人の会話を聞けば、余程の信頼関係があるのだろうと察せられた。
ダーフィトの身のこなしも中々のものに見えたが、戦力的に向こうが手薄だろうし、彼のことが気になるのではないかと思い。
青年との会話は聞こえていなかったから>>391、サロンを引き受けたカークが場を離れようとするかは知らずにいたが。
自分はついていっても、この足と腕では足手まといになるだけだろう。
けれども、こちらに万一の危険がないか、目を配るくらいは出来る。]*