(はは…ザマぁねえなあ…)
[痛みを訴え続ける頭で揺れる天井を見ながら、ぼんやりとそんな事を考えていた。あんな事をしでかした後だ、リーザは元よりペーターやパメラも近寄ってはこないだろう。合わせる顔なんてないのでそれでいいのだが。]
……信じたから、だろうな…。
腕のことは…悪かった…。
[そんな折に未だ上に乗ったままのディーター>>384からの問いかけに、小さくそう答える。尤も、気が触れたと判断されてもおかしくないため、また、衝撃でまだ感覚が完全ではないため、彼の耳に届かないほど小さな声だったかもしれない。万に一つ聞こえていたなら、心に留めて貰えたら嬉しいか、程度だった。それでもディーターを信じて居なければナイフなど振れなかっただろう。]