― 隔壁が下りた後 / メイン・サロン ―
[マリエッタとはその後も、しばらく話を続けていただろうか。
その間もサロンにいるひとたちの様子を眺め、誰か負傷などはなかったかと気にしてはいた。
気にかかっていたのは、先ほど戦闘でも協力し、肩を砕かれかけたところを助けてもらった、トールの様子で。>>366
カークに診てもらった方が良いのではと、自分の病院嫌いは棚に上げてそんなことを思う。
もっとも、戦闘中もその後も、フロア全体の様子に目を配っていたらしいカークの様子を見れば、自分が言うまでもないことだろうが。>>346
――自分が言うまでもない、といえば。]