[唐突に悲鳴とどよめき、そして歓声が上がる。見れば、鎮圧軍の指揮官が目から矢を生やして落ちていった。矢を放った主が誰かはわからない。だが、自分たち以外の誰かだ、ということはわかる。密かに支援してくれている者がいるんだろう、と今は適当に結論付けて、頭の隅にしまっておいた。]