…――そん……な…… [>>391ディークの言葉に、目を見開く。――へぇ、兄弟がいるのか――、そう、王子に聞かれたのはつい先日の事だったか。隠している事でも無かったので、素直に首肯した。愉快そうに、愉悦そうに微笑む王子の真意をあの時の自分は推し量ることすらできなかったが――そのせいで、弟が此処に連れて来られたのだとしたら。弟との再開の喜びを、酷い後悔と自己嫌悪が上回って] すまん――…兄ちゃんのせい、だ……