― サクソー川/橋の北側 ―
[ 誰が来たかは予想していたという顔のクレステッドに、小さく笑う ]
でかくはなってたが、性格は変わってなかったぞ。出来れば俺達を説得して従える気だったらしい。
[ 和睦を申し入れるのでも降伏を勧告するですらなく、従えると...それが為せると信じる気概は、やはり烈火のようだったと、そう告げる。傲岸不遜とも思えるその気性を決して不快とは思わぬ事を隠さぬ表情で ]
タヴィもちったあ、あいつの気の強さを見習うといいかもしれん......と、そうか、もう砦まで着いたか。
[ 伝えられたオクタヴィアスの動向>>386に、頷く。彼等の間に、余人には無い繋がりが在る事は、この15年の間に...正確にはオクタヴィアスが王都に移り住んだ後に気付いていた。
その絆が、二人を互いに支えている事を、嬉しいと思う。例え何があっても、その絆が在る限り、この若者達は挫けはすまい ]
ダンの隣にチャールズ・フォスターの姿は無かった。もしかすると砦は彼が預かっているのかもしれん。
だとすると、ちょっとやそっとじゃ突破できないぞ。
こっちも気合いを入れてかからんとな。
[ そんな予想を口にしてみたが、既にチャールズの存在は、オクタヴィアスからクレステッドにも伝わっているかもしれなかった++ ]