― 戦場 ―[ 名を呼ぶ声が、彼の耳を打つ>>387 ](ああ…)[ フォルカタの刃の閃きが、褐色に映えて、妙に美しいと、場違いな思考が胸に過った ]やっぱり…届かねえ、か…[ 襲い来る刃の齎す痛みは、折れた骨の傷つけた内蔵の痛みに重なり、延ばした手は空を掴んで…彼の意識は闇へと引き込まれる ]