俺は―――俺も、そうなりたい。[団長代理が自分のことを思っているとは夢にも思わず>>355語られたことにうなずく。守られるだけの自分は嫌だった。守る側になりたかった。騎士団に入ったのは、自分の力不足を痛感したからだ。戦いに向かう気持ちを固め、平原の向こうを見る。ひりつく気配が、たんだんと近づいてきていた*]